妻が突然倒れたとき

――脳出血からの奇跡的回復――

 平成25年5月、妻(当時45歳)が、突然、脳出血で倒れました。何の持病も前兆もありませんでした。原因は今もまったく不明です。
 当時、私(当時41歳)は妻と二人で地方転勤中。家族や親戚は近くにいないし、
特に発症当初は目の前が真っ暗で、辛い日々を過ごしました。
(倒れた後、危篤状態が12日間続きました。その後も、医師からは「言葉は頭に思い浮かびません」とか、「右の手足は残念ながらもう動きません」、「退院後は車いす」、さらには「物事を自分で考え判断できるようになるのは難しい」とか、その後も「医療の限界」と言われたり・・・など。1年以上にわたって何度も何度も、いろいろありました)

 しかし、妻は、急性期病院やリハビリ病院の
医師が繰り返した回復見込みを何度も乗り越えて、はるかに回復してきています。不思議です。

 (なお、脳卒中の後遺症は、「発症後一定程度は急回復するものの、発症後6か月で回復の限界がきて、それ以上は回復しない(=プラトー状態)」と言われています。しかし、うちのかみさんには、まったく当てはまっていません。 →発症7年半の現在(2021年)、「普通の人」にかなり近づいています

 振り返ってみると、
本当に苦しい場面、困った場面で、様々な方々によくしていただいて、なんとかここまできました。本当になにもかも、いくら感謝してもしたりないです。それもこれも含めて、やっぱり奇跡的だと思います。

 同じ苦しみを味わっている方、今、必死の思いで参考情報を調べているような方に、
少しでも参考にしていただければと思います。

(2013.5.22の写真。危篤状態。頭蓋骨の左側を外した状態。
この頃、数週間、意識がなく、ほぼ一日中、耳元で一方的に語りかけ続けました。
その後も、長らく右半身マヒ(特に右肩から先は完全マヒ)、言語障害、高次脳機能障害(軽度認知障害)でした)


(2021.2 現在。はしを使うリハビリ中。
 今は歩行に大きな支障なし。肩もひじも動かせます。
 日常会話はほとんど支障なくできるようになりました。
 何もかも夢のようです。多くの方々に本当に感謝です。
 毎日の何気ないやりとりが、本当にありがたいです)

           H26(2014).6.8
       最終更新 R3(2021).2.16
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   急性期病院の現状と留意点
   意識不明の際の声がけ
   開頭減圧術と頭蓋形成術
   リハビリ病院退院後の留意点
   お礼の挨拶まわり(H26.11)

   促通反復療法(川平法)
   電気治療法(IVES:随意運動介助型電気刺激装置)

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